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教授挨拶 木崎昌弘

kizaki のコピー.png埼玉医科大学総合医療センター血液内科は、従来第2内科の診療部門として活動して参りましたが、本学の内科学再編にともない平成18年に血液内科として独立し、平成19年7月より私が教授として赴任いたしました。総合医療センター血液内科は、血液診療の進歩と発展に積極的に寄与したいと考えており、白血病を初めとする造血器腫瘍に対して治癒を目指せる場合は積極的な闘いを挑み、そうでない場合は徹底してで接する治療集団でありたいと思います。血液診療は近年目覚ましく進歩しており、最新の診断技術とともに、化学療法や移植医療はもとより分子標的治療、免疫療法など高度の医療が要求されます。当科は一人一人をトータルに診断から治癒を目指した最先端医療ができる自己完結型の血液内科として、さらに診療体制を充実させてまいります。血液診療は多くの職種の皆様と力を合わせたチーム医療が基本です。まだまだ小さな集団ですが、高度医療を実践するためにチームとして種々の職種が力を合わせて誠実に診療を行うことで血液診療の充実と拡充を図りたいと考えております。
 研究面では、これまで行ってきた造血器腫瘍の発症に関する分子機構の解明とそれらに基づく新たな分子標的療法開発に関する研究をさらに拡充、発展させ、臨床に還元できるtranslational researchを推進し、世界に向けた研究成果を挙げていきたいと考えています。また、病理部との共同研究である悪性リンパ腫のデータベース構築と病態解明に関する研究もさらに発展させたいと考えております。同時に、新規治療薬の積極的な導入と早期臨床試験への参加による臨床研究も充実させたいと思います。われわれは、<田んぼの中から世界を目指す>が合い言葉です。
 教育に関しては5年生のBSL(Bed Side Learning)やCC (Clinical Clerkship)はもとより、多くの学生を受け入れ、血液学のおもしろさを伝えたいと考えています。さらに、卒後教育に関しては、ローテートしてくる初期臨床研修医に血液学を含む一般内科をしっかりと教育したいと思います。私は、これらの活動を通して、若手にとって魅力ある活動的な血液内科でありたいと願っており、<桃李もの言わざれども下おのづから蹊をなす>の諺のごとく、自然に学生、研修医等の若手が集う教室を目指し、そして彼らを育てていきたいと考えております。

 われわれのモットーは、<診療、教育、研究に対して各自がVision, Passion, Missionを持って学ぶ>です。私がここで目指すものは、

1,院内および埼玉医大において信頼される血液内科 
2.地域に貢献できる血液内科 
3.国内で存在感の示せる血液内科 
4.世界に向けて情報が発信できる血液内科

であります。

 より良い血液診療を実践し、血液疾患の診療や教育、研究を通して社会に貢献できるように努力したいと考えておりますので、若い世代の積極的な参加をお待ちしております。